2025年も、たくさんのご縁とあたたかいお気持ちを、本当にありがとうございました。
こうして一年を振り返りながら、みなさんのお顔や、やり取りのひとつひとつを思い出しています。
みなさんにとって、2025年はどんな一年でしたでしょうか。
心に残っている出来事や、ふと浮かぶ場面はありますか？
私にとって、今年とても印象に残っている出来事のひとつが、大阪・関西万博のボランティアに参加できたことでした。
参加できたこと自体ももちろん嬉しかったのですが、それ以上に、そこで出会った目上の方々の姿が強く心に残っています。
年齢を重ねながらも、元気に、前向きに、人生そのものを楽しまれている姿。
その場に立っていらっしゃるだけで空気が明るくなるような、そんな方々と時間を共にできたことは、私にとって大きな刺激でした。
普段の生活ではなかなか出会えない方々と、同じ目的に向かって一緒に活動させていただく中で、情熱や工夫、そして積み重ねてきた時間の重みを感じる場面がたくさんありました。
「まだまだだなぁ」と思う気持ちと同時に、「こんなふうに年を重ねていけたらいいな」と、未来を思い描いている自分にも気づいた時間でした。
2025年は、いろんなチャレンジを「やってみよう」と、自分なりに意識して過ごしてきた一年でもありました。
チャレンジって、ずっと続けなければいけないものじゃないなと、今年あらためて感じています。
途中でやめてもいいし、違うなと思ったら向きを変えてもいい。
それでも、やってみた経験値はちゃんと残る。
その感覚を、今年はとても大事にしていました。
今年は、各メニューについても、
「今までと同じ」ではなく、少しずつでもパワーアップやバリエーションの変化を意識して取り組んできました。
正直、行き詰まったり、試行錯誤して立ち止まったり、
「これでいいのかな」と悩む場面もたくさんありましたが
それでも、どうしたら、もっと喜んでもらえるだろう
どうしたら、気持ちが伝わるだろう
そんなことを考えながら、今年はチャレンジを重ねてきた一年でもありました。
その中のひとつが、クリスマス募金の取り組みです。
皆さまのおかげで、16年目もご支援ができました。ありがとうございました。
ちょうど今、子どもさまたちからのお礼のお手紙や、
施設の先生方からのあたたかいコメントが届いていて、
かわいいラッピングだったことに気付いてくださったり
図書カードのラッピングがとても喜ばれていたこと、
そして今回書いた「ひよこのサンタ」という名前で、私からのお手紙、
子どもさまたちにとっても特別感を持って、すっと心に入っていったようだと教えていただきました。嬉しい(*^^*)
他のサンタさんとは少し違う存在として、
「ひよこサンタ」というネーミングが
やさしく、あたたかく届いていたことを知り
胸がいっぱいになると同時に、
こうした小さな工夫やチャレンジが、
これからの糸口になっていくのかもしれないと感じています。
正解じゃなかったことも、もちろんありました。
思っていた形とは違ったな、ということもありました。
でも、「やったから分かったこと」が確実にあって、
それがあったから、次にやってみたいことが見えてきたり、
これは今の自分には合わないな、ということが分かったりして。
そうやって、合うもの・合わないものが少しずつ整理されて、
気づいたら、気持ちや考え方も、自然とブラッシュアップされていました。
そして何より、2025年はお客様それぞれの物語に、
たくさん立ち会わせていただいた一年でもありました。
長年あたためてきた願いが形になった方もいらっしゃれば、
ひとつの課題を越えた先で、さらに大きな挑戦に進み始めたからこそ、
新しい悩みや迷いが生まれた方もいらっしゃいました。
進んでいるからこそ出てくる悩み。
前に向かっているからこそ感じる不安。
そんな場面にも一緒に立ち会わせてもらい、
ハラハラしたり、ドキドキしたり、
「よかったね」と心から喜ばせてもらったり。
振り返ると、本当に皆さんのドラマが詰まった一年だったなと感じています。
それらは決して、ひとつひとつ切り分けられるものではなくて、
点のように見える出来事が、少しずつ線になって、
それぞれの人生の物語として続いていくものだと思っています。
その2025年という時間の中で、
大切な場面に立ち会わせていただけたこと、
応援させてもらえる存在でいさせていただけたことが、
何よりありがたく、胸がいっぱいになる気持ちです。
ときには、家族のように喜び合い、
ときには一緒に悲しみ、迷い、苦しみながら、
「本当はどうしたいのか」というお気持ちに寄り添わせていただいた時間は、
私にとっても、かけがえのないものです。
この一年、そんな大切な時間を共有させていただいたすべての方に、
心からの感謝をお伝えしたいです。
2025年も、本当にありがとうございました。
どうぞあたたかくして、穏やかな年末をお過ごしください。
代表
堀江 真代
