みなさん、こんにちは。
今日は、児童養護施設で暮らすお子さまたちへ図書カードをお届けする活動についてご報告です。
クリスマス募金でお預かりした図書カードの発送が、すべて無事に完了いたしました。
発送後には、各児童養護施設さまへ「発送の手続きができまして到着のお日にちはいつ頃です」とのご連絡も差し上げています。
あとは、各施設さまで開催されるクリスマス会のときに、お子さまたちへ配っていただける予定です。
クリスマスの日が本当に待ち遠しく、子どもたちが喜んでくれたら嬉しいなと思っています。
ご協力くださいました、各施設の先生方に心から御礼を申し上げます。ありがとうございます。
また、この図書カードをお届けする活動は、2025年にご寄付くださった皆さまのおかげで、今年も無事に続けることができました。
本当に本当にありがとうございます。
児童養護施設さまへ図書カードを送るこの活動は、今年で16年目になります。
年に1度、クリスマスだけの取り組みではありますが、皆さまの思いのこもった、愛情いっぱいの図書カードです。
そして、この活動を毎年続けられるのは、ひとえに皆さまのお力添えがあってこそです。
一人ではできることに限りがあります。
でも、少しずつでも応援してくださったり、ご寄付をいただいたり、心の中で賛同してくださる方がいることが、本当に心強いですし、より広い支援につながっています。
今年は、新しくご参加くださる方も増えました。
「数年ブログで活動の様子を見てきたけれど、なかなか勇気が持てなくて…でも、今年やっと参加の連絡をしてみました」
そんな声もいただき、ずっと応援してくださっていたのだと思うと、本当に嬉しくて胸があたたかくなりました。
もちろん、無理に参加するものではありません。
気持ちだけでもとても嬉しいことですし、まず“知っていただくこと”も大きな力です。
私がこの活動を始めようと思ったきっかけは、起業したときに「必ず社会活動をしたい」と思っていたことでした。
具体的にどのような形で取り組むのがよいのか、自分の中で少しきっかけを待っていたのです。
そんな中、起業して半年ほど経った頃に、児童養護施設があることを知りました。
まずは地元の児童養護施設さまへお電話をし、園長先生にお話を伺おうとアポイントを取ったのが最初だったと思います。
もう17年前のことなので少し記憶は曖昧ですが、園長先生にお時間をいただき、施設の現状や、お子さまたちがどんなふうに日々を過ごしておられるのかを、丁寧に教えていただいたことを覚えています。
そのとき、園長先生はとても温かく迎えてくださいました。
これまでの施設の歩み、そして「未来をこんなふうにしていきたい」という思いを、とても情熱的に語ってくださったのです。
そこから「この支援を続けていきたい」と心に決めたきっかけは、初めて応援させていただいた当時の園長先生──小川先生の存在でした。
小川先生とは長い間交流が続き、フラダンスのイベントを一緒に開催したり、お菓子を配ったり、手作りイベントや塗り絵、カウンセリング、運動など、さまざまな活動をさせていただきました。
小川先生はいつも温かく迎えてくださり、未来のビジョンを熱く語ってくださる方でした。
当時はまだ人数が多く、家庭的な養育スタイルを実現するのは難しい状況もあったそうですが、「少人数のユニットで、より家庭に近い環境をつくる」という構想を、国や全国児童養護議会の場でも積極的に発表されていた方でした。
資料もたくさん見せていただき、本当に情熱のある先生だったと思います。
そして今、多くの児童養護施設が少人数ユニットへと移行し、家庭的な養育が広がっています。
これは小川先生だけでなく、多くの専門家や関係者の皆さまの努力によって実現されたことですが、「思いがつながり、賛同が広がり、形になっていく」ということに、私は本当に胸を打たれました。
私は何ひとつ特別なことはできませんが、子どもたちが喜んでくれること、
「バンビちゃん!」と名前を呼んでくれること、
「今年はこれが楽しみなんだよ」と話してくれること、
それらの時間が嬉しくて、活動を続けてきました。
とはいえ、子どもたちにもいろいろな好みがあります。
話すのが好きな子もいれば苦手な子もいる。
お菓子やイベントにも好き嫌いがある。
「誰にとっても平等であること」「広く支援が届くこと」を考えたとき、図書カードが一番いいのではないかと思い、試験的に始めたのが最初でした。
図書カードなら本にも文房具にも変えられますし、先生方のご判断で、高校生のご希望があればお小遣いとして現金にかえて渡すこともできます。
その柔軟さが施設の支援にも合っていて、今のスタイルが十数年続いています。
やはり、この活動は私ひとりではできないのです。
図書カードをお渡しする際にも、先生方のお手をお借りしています。
小さなお子さまにはお小遣い帳に記録してくださったり、年齢に合わせて一人ひとりに配ってくださったりと、さまざまなお手間を取らせてしまっていることに、毎年申し訳ない気持ちもあります。
そのため、先生方には毎年きちんとお礼をお伝えし、「先生方のお力があってこそ支援が成り立っています」と感謝をお届けしています。
また、ご支援くださる皆さまからも
「現場の先生方が一番大変だと思うけど大丈夫かな?」
というお声をいただくので、その思いも一緒にお伝えしています。
実際に今年も、施設長や先生方から
「励みになります」「こんな言葉をいただけるなんて嬉しいです」
という温かいお声を、ここ2週間ほどで何度もいただきました。
先生方は、日常の中で“ねぎらわれること”が多い立場ではない分、その言葉が本当に心に沁みるのだと思います。先生のみなさま本当にありがとうございます。
また毎年、「ラッピングがかわいい」と言ってくださる先生もいて、
今年も電話口で「すごく手間がかかっていて、気持ちが伝わってきます」と言っていただき、胸がいっぱいになりました。
直接お打ち合わせをしたことのない先生でも、
「あ♪♪、あの図書カードの方ですね。今年もありがとうございます」
と名前を覚えてくださっていて、本当に印象に残る贈り物になっていると感じます。
今年は、ブログやインスタでもお話ししましたが、“奇跡の図書カード”のお話がありました。
ラッピングを担当してくださった書店の店員さんが、まさに奇跡のようなご縁で、心が震えるような出来事だったんです。
そのおかげで、本当にかわいく、温かいラッピングに仕上がりました。
“みんなのパワーが集まってひとつの形になる”って、本当にすごいことだと改めて感じました。
実は私自身、締め切りが重なってしまい「手いっぱい…!」と感じた瞬間もあったのですが、
一文字ずつ、お子様たちが御守りにしてくれるとおもうとやっぱり丁寧に届けたい。
そんな気持ちから、思わずインスタで
「ムーンプリズムパワー(クリスタルパワー)を、みんなで分けてください…!」
とセーラー戦士風にお願いしてしまいました(笑)
ストーリーの拍手やイイネをめっちゃもらえて応援ありがとうございましたm(_ _”m)
でも本当に、皆さんからの応援のエネルギーをいただいたおかげで、予定通り、丁寧に、愛いっぱい、締め切りを守ってお届けすることができました。
支えてくださった皆さまに、改めて心から感謝しています。
そして先生方から寄せられたお声の中には、印象的なものがたくさんあります。
昨年と今回、図書カードとは別に、手書きでメッセージになる言葉を手書きで添えさせていただきました。
どの言葉を添えれば喜んでもらえるか、今年はたくさんのバリエーションを書きたくて、本当に悩みながら書いていました。
(皆さまからインスタで募った言葉もお書きさせていただきました)
子どもたちは、それぞれ考え方も受け取り方も違います。
子どもっぽさのメッセージに寄り添うべきなのか、そっと導くような言葉がいいのか──
正解はひとつではありません。
いろんな先生方の考え方もあると思いますし、
私自身も「どんな言葉が一番響くんだろう」と悩み、何十パターンも書いては止まり…のくり返しでした。
そんなエピソードを先生にお伝えしたところ、
「私たちも模索していますよ〜(笑)」
と明るく笑い飛ばしてくださって、そのパワフルさに一気に救われました。
こんな先生に毎日見守ってもらえる子どもたちは、本当に幸せだなと心から思いました。
さらに先生からは、
「頑張ってる子たちだから、頑張れって言わないように気を付けてるんです。
でも、つい言っちゃうんですよね(笑)
だから、なるべく“そのままで大丈夫だよ”って声をかけるようにしています」
というお話も伺いました。
もうひとつ、多くの施設様で共通して聞いたのは
「一人ひとりに合わせて接すること」
を大切にされているという言葉でした。
児童養護の世界では、“その子らしさを見て、理解して、受け止める”ということが非常に重視されているのだと感じます。
どの施設さまでも同じように、一人ひとりの個性や背景を大切にされていることが、とても伝わってきました。
そして先生から
「応援している人がいるんだよって、子どもたちに普段から伝えていますよ」
と言っていただけたことも非常に嬉しいことでした。
先生たちに不器用ながらも気持ちを伝えてきたことが、ちゃんと届いていたのだと感じて胸がいっぱいになりました。
先生が体感している“本当の声”を聞かせていただけるのは、とてもありがたいことです。
私たちは先生方に多くのお手間をおかけしていますが、
先生から学ばせていただくことも、気付かされることも、毎年たくさんあります。
そして、その先生の声を、ご支援くださった皆さまへお伝えすることも、私の大切な役割だと感じます。
図書カードを配ってくださることに、改めて心から感謝しています。
ありがとうございました。
ここで少し、今年の2025年版・図書カードラッピングの“奇跡のエピソード”をお話ししたいと思います。
近年はいろいろな事情で書店のラッピングサービスが難しくなっていて、有料でも構わないので「とにかくクリスマスらしくて、サンタさんの雰囲気があって、子どもたちが“わぁ!”と喜んでくれる可愛いラッピングを探したい」と思い、たくさんのお店にお電話で問い合わせをしました。
もちろんラッピング費用はすべて私が負担する予定でしたが、どこもシンプルな包装しかできないとのことで、なかなか理想のものが見つかりませんでした。
クリスマス柄の包装紙も扱いが難しく、シーズンでしか使えないため取り扱いを、やめていく店舗さんも多くなってきていたのです。
そんな中、とある書店さんが「こういうラッピングでしたらできますよ」とおっしゃってくださったので、お伺いしてみました。
そこで見せていただいたのは、パステル調のクリスマス包装紙でした。
可愛くて優しい色合いなのですが、いわゆる“クリスマスの赤と緑”とは違い、正直少し迷いましたが、他に当てもなかったこともあり、とっても親身に対応くださった店員さんでしたので、お手続きを済ませてパステル調の包装紙でお願いして、お支払いも済ませました。
手続きを済ませた夜に、「このパステル調の上に、濃いクリスマスカラーの折り紙を重ねようか…? 可愛いシールを貼ろうか…?」と、金曜MTGで、チームAPBの皆さんにインスタでご相談したんです。
そのとき皆さんから「それでも可愛いと思うよ」と言っていただいて、じゃあこの方向で進めようかなと決めた、その翌日のことでした。
書店さんから、まさかのお電話がありました。
インスタを見たわけではなく、(用途や会社名を伝えていないので事情は存じ上げていないはずです)たまたまその翌日、書店に“別の特別バージョンのラッピングセット”が偶然入荷したとのことでした。
私も店員さんも、その特別セットの存在を全く知らなかったのに、わざわざお電話をくださって
「こちらに変更されますか?」
と提案してくださったんです。
打ち合わせも済み、お支払いも済んでいて、あとは受け取り日を迎えるだけの状況だったのに、こうして丁寧に連絡をくださったことに、なんて素晴らしいホスピタリティなんだろうと感動しました。
画像をお願いするとすぐにメールで送ってくださり、それが本当に可愛かったんです。(即決です♪)
白い封筒でありながら、写真のようにクリスマス柄がちりばめられていて、中には“クリスマスの形にカットされた図書カード”を差し込む仕組みの、特別なグリーティングカード仕様になっていました。
もしあのとき店員さんがご連絡をくださらなかったら、今年はパステル調でラッピングすることになっていたはずです。
まさに奇跡のようなタイミングで、子どもたちのために“何か不思議なパワーが働いた”としか思えませんよね。(*^^*)/☆
店員さんありがとうございました。m(_ _”m)
そして受け取りの日、担当の店員さんは不在だったのですが、お礼としてお気遣いないようにささやかな“キャラメルコーンショコラ味と、付箋のメッセージだけ”を言づけてお渡しお願いしました。
「素敵なご提案、ありがとうございました」と。
こうしてお礼も無事にお伝えできて、今年は本当に奇跡のストーリーが詰まった特別なラッピングになりました。
このことを、皆さんにもぜひ知っていただきたいと思っています。
いつまでも「あのとき、奇跡がおきたよね」って思い出にしましょう(*’▽’)
今回も、皆さんからお子さまへのメッセージをたくさん届けていただきました。
「喜んでくれたらいいね」「すくすく育ってほしいね」「知らない子どもでも応援したい」
そんな温かい言葉に触れるたび、私自身の心も本当にあたたかくなります。
顔も知らない相手なのに、心から「幸せになってね」と願える。
こんなふうに、知らない者同士が“幸せを願い合う輪”って、とてつもなく素敵なことだと思うんです。
私たちは外から関わる立場で、できることは本当に限られています。
だからこそ、
「どんな言葉を添えれば嬉しいだろう?」
「どんな形なら負担なく受け取ってもらえるだろう?」
と、みんなで悩んだり考えたりディスカッションできること──
これこそが“愛情そのもの”なんじゃないかな、と感じました。
図書カードだけならネットで簡単に送れます。
でも私たちは、
・先生方とのコミュニケーションを丁寧に重ね、
・ラッピングもどうするか相談し、
・メッセージも試行錯誤して、
・先生方にお渡しする段取りも整えて
たくさんの時間をかけて、この「一枚の図書カード」を届けています。
この“時間の積み重ね”こそが、愛情のボリュームなんだと思うんです。
受け取った子どもたちが、少しでも笑顔(増し増し)になってくれたら、それで十分。
そして、とある施設長から、こんな言葉をいただきました。
「こうやって地域の方や外部の方が一緒に考えてくださることが嬉しいんです。
みんなでやっていきたいですよね。もっと子どもたちが幸せになれる未来を考えたいんです。」
さらに、なんと
「ぜひチームAPBの皆さんに会いたいです!いつでも来てください!」
とおっしゃってくださいました。😊✨😍😊✨
何か特別なことをするわけじゃなくていい。
ただ自然体で話すだけでいい。
先生が言うには、
「リアルで会う“人の熱量”って、本当に伝わるんですよ」
ということでした。
YouTubeの音楽より、ライブに行く方がなぜか泣けるみたいに。
リアルには、人の心を揺さぶる力がありますよね。
その熱量を、施設長は子どもたちに感じてほしいと言ってくださいました。
そして、未来のお話もたくさん伺いました。
親御さんと一緒に保護ができる仕組みを整えたり、
親御さんへのケアも充実させたり、
“小川先生と同じように”愛情と熱量を持つ施設長が、これからの未来を新バージョンで描いておられることに深く感動しました。
17年前、小川先生も
「地域の人ともっとつながっていきたい」
とおっしゃっていましたし、
今回の施設長も同じお考えを持っておられます。
きっと十数年後、この施設長が語ってくださったシン未来も実現しているんじゃないかと思います。
そして私自身も、子どもたちの気持ちを全部わかることはできないけれど、
“私自身も、いつ人生がどうなるかわからない環境”で育ってきた部分があるので、
(勝手ながら)通ずるもの、理解できる想いも少しはあるんじゃないかなと思っています。
そんな想いのなか、私個人の想いは、
みんな立派を目指さなくて良いし(素のままでいいという意味)
周りのフォローができなくてもいいから(抱え込まなくてもいいという意味)
自分自身を1番に愛して、自分自身を大切にするスキルを身に付けてほしいと勝手に願っています。
そして、「本気で誠実に大事にしてくれるパートナー」と出会ってほしいなと親心のように思っています。
人はみんな、同じではないし、それでいい。
どこかで壁を越えてきた経験があるからこそ、
「どんな環境でも生きていけるよ」
「進めるよ」
「あなたの人生には希望があるよ」
と、みんなで伝えたいんですよね。
施設長からもこんな話がありました。
大きくなったお子さまが
「自分にはたくさんのお父さんやお母さん(先生たちのこと)がいたと思っている。だから恵まれてた」
と話してくれることがあったそうです。
その言葉の裏には、その子が乗り越えてきた強さや、支えてくれた大人たちの存在があるのだと思います。
思わず…「私と一緒だ・・・」と思ってしまいました。
私も、大人になって出会った恩師たちに育ててもらって、お世話になった方が家族。
(血のつながったひとは暴力や支配のお人形にしたいようなのでもう関わらないです(;^ω^))
私も、愛情いっぱいに褒めて叱ってくれる恩師お父さんや恩師お母さんがたくさんいて、この人生が恵まれていると思っています。
実は、今年のとある海外先で、16年?くらいお世話になっているマダムに、サプライズでお誕生日をお祝いしてくださったのです。祖母と同じくらいのご年齢なのに、マダム自身でお花も活けてくださり(´;ω;`)ウゥゥ
マダムの家族さんたちが美味しい手作りのケーキを焼いてくださり、歌をうたってくださり。
私には本当に味わえないあたたかいぬくもりの、ひとときに、涙一杯でした。大号泣です。
自分の名前も、お誕生日も大嫌いだったわたしが、、、愛情いっぱいの人達に「愛を教えてもらえた」この出会いや時間は、大人になってからでも十分間に合うということを身をもって体験しています。
お子様たちは、あったかい先生方に、ちゃーんと愛情を教わっているから安心です♪
先生方は、進学のこと、部活動のこと、自立のこと──
未来をどう描くかを毎日一生懸命考えています。
でも、時にはそれが子どもたちにプレッシャーになることもある。
不安もある。
考えたくない気持ちが芽生えることもある。
これは、養護の環境に限らず、今の時代に生きる多くの人が抱える悩みでもありますよね。
「自分らしく生きたい」
「自分の選択を見つけたい」
そう願いながらも、毎日揺れ動きながら生きている。
人は今日やりたいことが、明日には変わってしまう生きものだから。
でも、そんな揺らぎを大切にできることこそ、“自分を大事にする”ということなのだと思います。
私たち支援側の思いを、どうやって子どもたちに伝えればいいのか。
どんな表現で言語化するのがいちばん良いのか。
子どもらしい言葉が響くのか、それとも人生のヒントのような言葉が良いのか──。
そんなふうに、みんなで考えているし、私もずっと考えてしまい、止まらなくなることがあります。
それを施設長にお話ししたところ、
「それでいいんじゃないですか」
と、さらりと、でもとても温かく言ってくださいました。
その言葉が胸に深く残りました。
成功者と呼ばれる人も、私たちも、子どもたちも、
「これが完成形です」と更新を止める人はいません。
誰もが常に考え続け、より良い方法を模索し、
「まだもっとできることがあるかもしれない」
「次はどうしたらより伝わるだろう」
と、最後の日までアップデートし続ける。
その姿こそが、人間らしくて、とても良いことなんじゃないかと施設長は言っていました。
その言葉に、私はおおーっと心が震えました。
そして施設長の方から、
「またご支援者の皆さんとディスカッションしたいですね」
とまで言っていただいて、本当に素敵な方なんだなと改めて思いました。
ご支援くださる皆さまからも、
「こんなことしたら喜ぶんじゃないかな?」
とアイディアを頂くことがあり、それを施設長にお伝えしてみたり、先生方の意見を聞いて取り入れてみたりと、小さな試みを続けています。
私自身としては、ご支援くださる皆さまの“生の声”をもっと届けたいという思いもあります。
どうしても私の言葉だけだと一方方向になってしまうので、
皆さんの思いや言葉を、もっとダイレクトに伝えられないかとずっと考えています。
最近ふと思ったのは、
We Are The World のように、皆さんが一言ずつメッセージを紡いで、それをひとつの映像にするというアイディア。
もちろん歌うわけじゃなくて、(歌えないw・ムリ・ムリ・ムリ。むり。爆笑)
ただ
「楽しく過ごしてね」
「ハッピークリスマス!」
「図書カードまた贈るね」
など、短い言葉をパーツのようにつなげていくものです。
でも、これも一方的になってしまうのでは…?
それをお子様たちは聞きたいのかな??
本当に子どもたちは何をしてもらいたいのか…?
考えれば考えるほど、謎が深まってしまう部分もあります。
そんな自問自答をしていたら、心の中で
織田裕二さんの名セリフ
「事件は会議室で起こってんじゃねー」って怒られそうな気もして。
ダメダメ役員会議しているんじゃないかな?みたいにぐるぐるしてる自分に気づいて(笑)
やっぱり子どもたちと触れ合いたい、
本当の声を聞きたい──
そんな気持ちが強くなりました。
でも同時に、長く続けていく上では慎重さも必要とおもっています。
おひとつの施設様に特化すると、他の施設様にも同じように接してあげたくなります。
ブレない支援の方向性を一本化し、誠実な管理を徹底し、
コンセプトに沿い、続けられる内容で責任を持って届ける。
そのために、あえて活動をシンプルにする必要がある部分もあります。
子ども様たちにも色々なお考えがあります。
会って話したい子もいれば、そうではない子もいる。
それぞれに寄り添うためには、特定の形だけにエネルギーを注ぎすぎるのは違うのかもしれない。
そんなふうに、立場によって見え方が変わるので、私自身もぐるぐるしています。
だからひとまずは、
・図書カードとメッセージを責任を持って届ける
・受領書を私から代理発送(先生方のお手間を簡素化して1万円以上の方へ郵送)
・先生方のお声は必ずご支援者の方にフィードバックする
このルーティーンを誠実に行っています。
経費・人件費はすべてアッシュピンクバンビ負担。
お客様・友人の皆さまからお預かりしたご寄付は、全額図書カードに充てています。
こんなふうに、模索しながら迎えている2025年のクリスマス前。
でも、輪が広がっていることが何よりも嬉しい。
みんなと一緒に活動できる時間が、本当にあたたかくて、私自身とても幸せです。
支援者の皆さんがいてくださるからこそ、この活動は実現しています。
来年もきっとできる。
そう思えるのは、皆さんのおかげです。
配ってくださる先生方にも心から感謝いたします。
心から感謝しています。
本当にありがとうございます。
これにて2025年のご報告は以上となりますが、
来年もまた、模索しながら、心を尽くして取り組んでいきたいと思います。
クリスマスまで、もうすぐ。
お子さまたちが喜んでくれますように。
Happy Merry Christmas!
ありがとうございました。